夏の思い出 2009


鯨と出会った夏の日

今夏は天候不順。毎年続けてきた家族旅行がだめになってしまわないかと気をもむ日が続いた。
子どもは小学校6年生になった。生意気盛りとはいえ,
まだまだ旅行に喜んでついてきてくれるところがうれしい。
実は,沖縄に行く予定だった。5月ごろから予約し,準備を進めてきたのに,
娘のバスケットボールクラブの試合と重なってしまった。
考えてみれば,来年からの夏休みはこうなるのだろう。いくら親が旅行を計画しても,
中学になれば,親との旅行よりもクラブのほうを優先してしまう。
でもその前に何とかいい思い出を作りたかった。沖縄の代わりに高知を選んだのには,
ホェールウォッチングができると聞いたからだ。早速にインターネットで調べ,メールで予約した。
坂本さんからすぐに返事が返ってくる。初めてのホェールウォッチングで不安だらけの私たちを
勇気づけてくれるようなメールを送ってくださった。
いよいよ旅行。でも天気が心配。現実にホェールウォッチングの前日はバケツを ひっくり返したような雨だった。
「土佐では普通ですよ」
といわれながらも,翌日のウォッチングが気になる。娘も浮かない顔だ。朝起きてみてびっくり。
快晴もいいところだった。抜けるような青空とは正にこのことだろう。鯨が微笑んでいるような気がした。
港につき,坂本さんと会って再びびっくり。実は坂本さんって男の人だと考えてたんで,女性だと知って本当に驚いた。
いよいよ出航,「クジラのいる場所まで全速力で行きます」という言葉通り,正にジェットコースター状態だった。
それだけでも娘は大はしゃぎ。しばらく走ると突然の大声が上がった。坂本さんの叫び声だ。
「イルカが見えるから前に言って。」
乗客は船首に急ぐ。ただ,ジェットコースターの中で移動するようなもの,思うように体が動かない。
手すりにしがみつきながら船首に駆けつけると,そこにはテレビでしか見たことがないイルカの大群,
200匹はいるという言葉に驚きながら,イルカの舞を堪能していた。そのときである。
「くじら,くじら,くじら」
坂本さんが叫ぶ。船が全速力で進んでいく。船内は大騒ぎ,みんな必死に手すりにしがみついてクジラに期待を寄せる。
ニタリクジラだった。大きなその体を見た感動は,まるで自然に包み込まれた感動と等しい。
ゆったりと体を動かし,潮をふきあげ,もぐっていく。しばらくするとまた姿を現す。
今度は私たち人間をウォッチングするかのごとく,ゆったりと体全体を見せてくれた。
娘も妻も興奮の笑顔を隠せない。こんなに楽しいひと時は久しぶりだったように思う。
「今回のウォッチングが皆様の大切な一日となりますように」
坂本さんは言っていた。私たちにとってのウオッチングは,ちょっぴり家族の絆が深まったウォッチングだったようだ。

森 雄一 

 


森様。

7月27日。午後便に参加くださりありがとうございます。
また、心のこもった感想もエッセイ風に書いてくださり、ありがとうございます。

家族の絆が深まったようで私もとっても嬉しいです。
はい。私は、女性です。(笑)海関係なので、男性だと
思われやすいですね。
HP管理は私がしています。船長は男ですけど。。。(笑)(笑)

同じ年頃の子供が私もいますので、お互い頑張りましょう〜。

ありがとうございました。

また、是非、遊びに来てくださいね。

待ってます。

坂本

 

■後日談■

送っていただいたTシャツを着てのお出かけ写真です。
(能登半島に行ってきました)
この姿を見た数人が,「何かの団体さんですか。」「よさこいソーランの方ですか。」
とたずねてきましたので,ホェールウォッチング桂浜の宣伝もしておきましたよ。

森 雄一


森さんありがとう〜〜〜。♪。

坂本より。